京都御所にほど近い場所に居を構える冷泉家。その祖は、藤原俊成、定家、為家父子であり、「歌の家」として尊崇を集めています。

和歌~やまとうた~は日本の文芸の首座を占め続けています。なかでも、天皇や院の命で編まれる勅撰和歌集は宮廷文化の華であり、その撰者になることは、歌人にとってこのうえない名誉でした。

冷泉家は、勅撰撰者となった俊成、定家、為家ほか、歴代が宮廷や武家の歌道師範をつとめた家柄で、御文庫には800年の伝統のなかで集積されてきた勅撰集、歌集、歌学書、古記録などが収められています。それらの書物は「冷泉家時雨亭叢書」として刊行され、このほど全84巻の叢書が完結したのを機に、御文庫の扉が開くことになりました。

17 伊勢物語 下.jpg

重要文化財 筆者未詳 鎌倉時代中期 冷泉家時雨亭文庫蔵

 

03 明月記.jpg

国宝 藤原定家自筆 鎌倉時代前期 冷泉家時雨亭文庫蔵

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国宝 古来風躰抄 藤原俊成自筆 建久8年(1197)冷泉家時雨文庫蔵

俊成、定家等古文の授業や日本史のなかに登場した人物が、書を通して生き生きとよみがえり、息遣いが聞こえてきます。文字のもつ力、筆の放つ光のようなものを十分に感じられる展示会が、12月20日まで、東京上野にあります東京都美術館で開催されています。紙をベースとする書物の展示は非常に難しいため、これだけの展示が行われることは滅多にないことと思います。ぜひ、この書がおりなす雅な世界をのぞかれてはいかがでしょうか。

【10】アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック.jpg

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック  Musee Toulouse-Lautrec,Albi-Tarn-France

フランスで最も古い歴史を誇るトゥールーズ伯爵家とロートレック子爵家を継承する貴族の嫡男として生まれながら、少年時代に起こった骨折という怪我によって、両脚の成長が止まってしまい、短躯の人として、36年間の短い生涯を画家として送ったロートレック。本来ならば大貴族として生きていくはずの彼が画家として生きていかなければならないという悲劇的な人生...と捉えるには、彼の絵は、温かく優しさに満ち溢れています。

現在、Bunkamuraザ・ミュージアムで12月23日まで開催されているロートレック展は、「ロートレックコネクション」と題され、ロートレックを取り巻く人々や画家たちを紹介しています。まさにコネクション!彼がどれほどの人たちに愛されていたかがわかります。

 

【1】《歓楽の女王》.jpg

<歓楽の女王>

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 1982年 リトグラフ 京都工芸繊維大学美術工芸資料館(AN2661)

ロートレックが画家として生きたのはパリ、モンマルトル。ここは歓楽の世界で熱情と悲哀が満ちている。当時流行ったショービジネスからの依頼を受けて、ポスターを制作しますが、大胆な構図やインパクトのある人物表現が評判となるだけでなく、非常に高い芸術性を打ち出しています。

 

【7】《シャ・ノワール巡業公演》.jpg

<シャ・ノワール巡業公演>

テオフィル=アレクサンドル・スタンラン 1896年 リトグラフ 川崎市市民ミュージアム

ロートレックコネクションには多彩な画家たちが登場します。黒猫が印象的なポスターはスタンランです。キャバレー「シャ・ノワール」には、詩人や歌い手たちが自分の詩や歌を披露したり、画家たちが作品を展示する場所でした。今回の展覧会では、同時代に活躍した画家たちやロートレックの先生フェルナン・コルモン、敬愛した先輩画家ジュール・シェレ、エドガー・ドガ等、ピエール・ボナール、モーリス・ドニ等ナビ派の画家、アルフォンス・ミュシャ、フィンセント・ファン・ゴッホも展示されています。

フラワーラジオでは、ご招待券を10組20名様にご用意をしております。お名前(差し支えなければ年齢も)、ご住所、お電話番号をお書きいただき、cwl@fm767.com までご応募ください。

当選は発送をもってかえさせていただきますことご了承ください。

ロートレックは36年の短い生涯でしたが、多くの人に愛されました。でも、それは、ロートレック自身が自分の過酷な運命を受け入れながらも、慈愛に充ち溢れたまなざしで人々を包んだからではないかと感じます。19世紀末のデカダンスと「ベル・エポック」享楽との色濃く溶け合った世界が展開されています。

開館時間は10時~19時まで、金・土曜日は21時まで開館しています。表参道のイルミネーションも復活しましたから、少し遅い目にご観覧いただくのもいいかもしれませんね。

京都御所にほど近い場所に居を構える冷泉家。その祖は、藤原俊成、定家、為家父子であり、「歌の家」として尊崇を集めています。

和歌~やまとうた~は日本の文芸の首座を占め続けています。なかでも、天皇や院の命で編まれる勅撰和歌集は宮廷文化の華であり、その撰者になることは、歌人にとってこのうえない名誉でした。

冷泉家は、勅撰撰者となった俊成、定家、為家ほか、歴代が宮廷や武家の歌道師範をつとめた家柄で、御文庫には800年の伝統のなかで集積されてきた勅撰集、歌集、歌学書、古記録などが収められています。それらの書物は「冷泉家時雨亭叢書」として刊行され、このほど全84巻の叢書が完結したのを機に、御文庫の扉が開くことになりました。

17 伊勢物語 下.jpg

重要文化財 筆者未詳 鎌倉時代中期 冷泉家時雨亭文庫蔵

 

03 明月記.jpg

国宝 藤原定家自筆 鎌倉時代前期 冷泉家時雨亭文庫蔵

01 古来風躰抄.jpg

国宝 古来風躰抄 藤原俊成自筆 建久8年(1197)冷泉家時雨文庫蔵

俊成、定家等古文の授業や日本史のなかに登場した人物が、書を通して生き生きとよみがえり、息遣いが聞こえてきます。文字のもつ力、筆の放つ光のようなものを十分に感じられる展示会が、12月20日まで、東京上野にあります東京都美術館で開催されています。紙をベースとする書物の展示は非常に難しいため、これだけの展示が行われることは滅多にないことと思います。ぜひ、この書がおりなす雅な世界をのぞかれてはいかがでしょうか。

【10】アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック.jpg

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック  Musee Toulouse-Lautrec,Albi-Tarn-France

フランスで最も古い歴史を誇るトゥールーズ伯爵家とロートレック子爵家を継承する貴族の嫡男として生まれながら、少年時代に起こった骨折という怪我によって、両脚の成長が止まってしまい、短躯の人として、36年間の短い生涯を画家として送ったロートレック。本来ならば大貴族として生きていくはずの彼が画家として生きていかなければならないという悲劇的な人生...と捉えるには、彼の絵は、温かく優しさに満ち溢れています。

現在、Bunkamuraザ・ミュージアムで12月23日まで開催されているロートレック展は、「ロートレックコネクション」と題され、ロートレックを取り巻く人々や画家たちを紹介しています。まさにコネクション!彼がどれほどの人たちに愛されていたかがわかります。

 

【1】《歓楽の女王》.jpg

<歓楽の女王>

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 1982年 リトグラフ 京都工芸繊維大学美術工芸資料館(AN2661)

ロートレックが画家として生きたのはパリ、モンマルトル。ここは歓楽の世界で熱情と悲哀が満ちている。当時流行ったショービジネスからの依頼を受けて、ポスターを制作しますが、大胆な構図やインパクトのある人物表現が評判となるだけでなく、非常に高い芸術性を打ち出しています。

 

【7】《シャ・ノワール巡業公演》.jpg

<シャ・ノワール巡業公演>

テオフィル=アレクサンドル・スタンラン 1896年 リトグラフ 川崎市市民ミュージアム

ロートレックコネクションには多彩な画家たちが登場します。黒猫が印象的なポスターはスタンランです。キャバレー「シャ・ノワール」には、詩人や歌い手たちが自分の詩や歌を披露したり、画家たちが作品を展示する場所でした。今回の展覧会では、同時代に活躍した画家たちやロートレックの先生フェルナン・コルモン、敬愛した先輩画家ジュール・シェレ、エドガー・ドガ等、ピエール・ボナール、モーリス・ドニ等ナビ派の画家、アルフォンス・ミュシャ、フィンセント・ファン・ゴッホも展示されています。

フラワーラジオでは、ご招待券を10組20名様にご用意をしております。お名前(差し支えなければ年齢も)、ご住所、お電話番号をお書きいただき、cwl@fm767.com までご応募ください。

当選は発送をもってかえさせていただきますことご了承ください。

ロートレックは36年の短い生涯でしたが、多くの人に愛されました。でも、それは、ロートレック自身が自分の過酷な運命を受け入れながらも、慈愛に充ち溢れたまなざしで人々を包んだからではないかと感じます。19世紀末のデカダンスと「ベル・エポック」享楽との色濃く溶け合った世界が展開されています。

開館時間は10時~19時まで、金・土曜日は21時まで開館しています。表参道のイルミネーションも復活しましたから、少し遅い目にご観覧いただくのもいいかもしれませんね。

フラワーコミュニティ放送 - 76.7Mhz

http://www.fm767.com/

kasasima@notoinsatu.co.jp